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大阪府クリーニング生活衛生同業組合 大阪府クリーニング研究所
所長 桑野富夫氏の試験調査の考察 |
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検出元素 |
主成分 |
CaO:約 98% |
微量成分 |
SrO、、、、、MgO、 |
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蛍光X線分析装置による
酸化物分析結果
(社)日本海事検定協会
理化学分析センター調べ
(理横 第 1511号) |
洗濯槽快は、上記検査結果からも判るように主たる成分は酸化カルシウム(CaO)であるが、ホタテ貝殻(炭酸カルシュウムがほとんど)を高温(800〜1100℃程度)にて焼成することで生成されるセラミックであり、炭酸カルシウム()が焼成によりを除去される過程で、無数の空隙を有する活性炭状の構造を有するセラミックとなっていると考えられる。
この多孔質構造体を有することで、洗濯水中に存在する鉄分やその他金属分を吸着し、洗浄水の水質改善作用を有すると考えられる。
この水質改善効果は、合成洗剤より石鹸において大きく現われることが試験の結果明らかになった。
【鉄分吸着実験】
1 |
鉄サビ()液を準備し高温焼成カルシウムを右の試験管に入れた直後の状態。 |
2 |
30分後の状態、鉄分を吸着して沈殿している高温焼成カルシウム。 |
3 |
鉄サビ液の上澄みを別の試験管に移し、再度高温焼成カルシウムを片方に投入すると高温焼成カルシウムを入れた方は沈殿し透明になる。 |
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